日本人の父親を探すピチット県の少年

2009年05月22日
ピチット県のお寺このところ、ピチット県に住む9歳の少年の話題で持ちきりだ。

母親(タイ人)を病気で亡くし、おばにひきとられたその少年は、残された1枚の写真(生き別れた日本人の父親が写っている)だけを頼りに、お寺の前で日本人観光客を見つけては写真を見せ、お父さんを知らないかと尋ね歩いていたという。

もちろんそんな探し方では見つかるはずもなかったのだが、タイのマスコミに取り上げられてからの進展は早かった。

タイの新聞やニュースで大々的に報道される→王妃陛下が動く→タイの外務省が動く→日本の外務省が動く→という流れで、日本に住む父親はすぐさま見つかった。

しかし、父親は何らかの事情で少年に会えないという。

すると今度は、少年に日本行きの航空券を提供するという会社が現われたり、教育費を提供するという人や、通訳を引き受けるという大学まで出てきたり・・と、とにかく過剰なまでの反応。

結局、少年は日本大使館を通じて父親と電話で会話することができたのだが、会話内容までは公開されず(おそらく父親の意向で)。

マスコミとしては感動の再会とかなんとか煽りたてたいところなのだろうが、正直そっとしておいてあげてほしい。

そもそも、この少年と同じような境遇の子供はタイに五万といるはずなのに、この少年だけを特別扱いすることが不可解だし(親がいなくて貧しくて教育費を必要としている子供は何万人もいるはず)、ある日突然、本名と顔写真を全世界に晒されてしまった父親の立場にもなってみてほしい。

父親にだって今は別の家族があり人生があるかもしれないし、そうでなくてもこんな形で有名人にはなりたくないだろう。



本日のタイバーツ為替レート(バンコク銀行)
Date : 22 May 2009
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