ほんの少し先の未来が予測できないタイ人

2018年07月16日
予測はできなくても夢は見られる - HONDA Dream

「不注意」と言ってしまえばそれまでかもしれないが、それが原因で簡単に命を落としてしまうタイ人は非情に多い。また、タイ人の不可解な行動の多くも、「ほんの少し先の未来が予測できない」と考えることで説明がつく。

チェンライの洞窟の件では世界中から各分野の専門家が集結して支援したこともあり奇跡的に全員無事生還を果たした(タイ人ダイバー1名のみ犠牲になった)ものの、そもそもこの時期(雨季)に雨による増水を考えずに洞窟などに入り込む方がどうかしている。

私の周辺でも、浅い川や静かな湖で溺れたり感電・ガス爆発等ほんの少し先のことを考えれば避けられたであろう事故で命を落とした人が何人もいるし、交通事故に至ってはもはや日常茶飯事。つい先日も、無免許・無保険・ヘルメット無し・3人乗り・傘差しながらでバイクを運転していた少年(高校生)が自損事故を起こして亡くなった。

この少年(の親)の場合、当然ながら申し立てる相手もなければ示談する相手もなく、保険金や見舞金はどこからも何も出ないばかりか、頼みの綱の30バーツ医療さえ(交通事故は適用外なので)使えず、数万バーツの入院・治療費は全額自己負担。下手をすれば、大怪我を負わせた同乗者(の親)から入院・治療費を請求される恐れすらある。貧困家庭なのに。

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タイでは小学校高学年くらいからバイクに乗り始めるのが普通で、高校生ともなればバイク通学は当たり前。

ただ実際にバイクの免許が取れるのは15歳からで、取れたとしても満18歳までは排気量110cc以下のバイクに限定される(と免許にも明記されている)ため、実質無免許状態で運転している輩は相当数いると思われる。新車でもない限り無保険なのもよくある話。近場ならノーヘルも当たり前。3人乗りだって全然珍しくもない。ノーヘルで電話しながら片手運転という曲芸師もちょくちょく見かける。

しかしこれらがどれほど危険な行為であるかはあまり認知されていないらしく、タイ人の親たちはほとんど誰も注意などしやしないし、誰も気にも留めていない様子。こうしたらこうなるという当然の帰結、ほんの少し先の未来が予測できないのであろう。

このような状況下において、日本人の親がきちんと免許を取って規定内の排気量のバイクに乗りなさいとか近場でもヘルメットを被りなさいとか注意したところで、「みんなやってるから大丈夫」とか「頭が固すぎるんじゃないの」とか言われて奇異の目で見られるのが落ち。いくら実例をあげて危険性を説いても、「注意すれば大丈夫」と取り合わない。何度バイク事故を目の当たりにしても、"明日は我が身"とは捉えられないのであろう。

予測する力がないから無謀な運転ばかりして交通事故が絶えないし、交通事故以外の致命的な事故も異様に多いのではないか…と私は思うのだが。
posted by k | タイ人

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